茶碗蒸しのレシピ


茶碗蒸しのレシピ

かんたん茶碗蒸し

【所要時間目安】30分
【必要な食材】(2人分) 卵 (大) 1個、出汁1カップ、塩小さじ1/3、みりん小さじ1/2、うす口しょうゆ少々、もみのり 少々

茶碗蒸しというと、料亭や和食料理屋で出されるメニューです。
好きな方も多いこの茶碗蒸しですが、蒸し器も用意しなきゃいけないし、自分で作るのは面倒…と思われている方も多いのではないでしょうか。

今回は、フルフルなめらかな口当たりのシンプルな茶碗蒸しでありながら、蒸し器いらずでできるレシピです。

1. まず、冷ました出汁に、塩、みりん、うす口しょうゆを入れてよく混ぜ、調味料を溶かしておきます。
2. 別のボウルに卵を入れて静かにときほぐし、1を加えて泡立てないように混ぜて、こし器に通します。
3. ぬらした茶碗に静かに注ぎ、泡が出ていたら除きます。浅鍋に茶碗蒸しを並べ、茶碗の底から1~2cmまで水を注ぎます。鍋のふたをして強めの中火にかけ、煮立ってコトコトとしてきたらごく弱火にして6~7分間蒸します。

作るポイントとしては、鍋肌にくっつかないように茶碗を置き、水をはることです。
茶碗の中央に竹ぐしを刺し、澄んだ汁が出たら蒸し上がり。
最後に鍋から出し、もみのりをのせます。
水滴が落ちないよう、ふたを平行にずらして開け、竹ぐしを刺したときに、透明な汁が出れば蒸し上がりです。

参考にするならこのお店!

うしのほね本店
http://www.ushinohone.com/

先斗町で和食といえば、和モダンな雰囲気のうしのほね本店。
京都ならではの食材を使った料理を、京都の風情とともに味わえる。
粋な隠れ家として、接待などの大切な時に使いたい。

茶碗蒸しについて

茶碗蒸しは、その名の通り茶碗で出されるものです。
長崎の卓袱(しっぽく)料理の献立のひとつとして作られたのが始まりといわれています。

卓袱料理・・・中国料理と西欧料理を日本流にローカライズした宴会料理。

現在でも長崎ではお祝いごとの席で食べられるときがあります。

三つ葉や干しシイタケ、銀杏に蒲鉾、鶏肉が一般的な茶碗蒸しの具材として挙げられます。
銀杏が入っていたりするところは、やはり中国の薬膳料理を参考にしていることを垣間見ることが出来ますね。

この茶碗蒸し、お好きな方も結構多いかと思います。
ただ、いかんせん茶碗のサイズが・・・

そんな方におすすめしたいのは、茶碗蒸しの大型バージョンの小田蒸しです。
茶碗蒸しの具に、うどんを加えてお茶碗で出すものを、小田蒸し(苧環蒸し、小田巻蒸し)といいます。

関西地方では一般的な料理ですが、関東ではあまり馴染みのない料理だったりします。
茶碗蒸し好きの方は是非後ご賞味あれ!